絵本の「始まり」
- 俊行 柿沼
- 2023年10月29日
- 読了時間: 5分
「基本は絵本です。」
このホームページのコンセプトというか本筋というか、伝えたいのは絵本です。
そんな絵本ですが、絵本から全てが始まったというワケではありません。
前回の「はじめまして」でも話した通り、ひょんなきっかけでねんど作りに始まり、折り紙やらダンボールアート的な流れになって行きました。
それには前提としてオレ自身に「モノ作り欲求」というか「モノ作り力」というか、「モノ作り志向」があったからです。
「モノ作り志向」とは、「モノ作りが好き」というのはもちろん、「モノ作りがしたい」「モノ作りができる」というコトで、「作りたい」とか「作ってみよう」という発想があるコトです。
多分、コレはみんなが持ってるワケではなく、持ってない人は何かを「作ろう」なんて発想はしないし「作りたい」とすらも思わないのかと思う。「買えばいいじゃん」とか「めんどくさい」とか「ちゃんとしたモノ(既製品)がいい」とか、単純にそう思うのが当たり前なだけなんだと思う。
別にそういう人をバカにしたり、下に見たりしてるワケじゃありませんよ。ただの考え方の違いというか、好きなコトの違いというかなだけだと思うので。
一応例えると、水槽の魚やら料理の魚やらを見た時に釣り好きな人なら「釣り行きたい」という発想になるけど、釣りに興味がない人は「釣り行きたい」なんて微塵も出て来ないみたいな感じですかね。
ただ、「モノ作り志向」だからと言って常に毎回「モノ作り」に直結するワケじゃなく、その時の状況やらタイミングだったりで、「ノリ気」みたいなモノが重要だったりします。
まあ、その辺の話は長くなるので、また別で話したいと思います。
まあ、軽く話すと、「モノ作り」するモノにもよりますが苦手なコトやめんどくさいコトが多かったり、実力不足による大変さや納得いかなさ、また時間も取られるコトも「ノリ気」がないとなかなか難しい。
というコトで、ひょんなきっかけだったのがタイミングがよく、そこから「モノ作り」生活が始まりました。
で、ねんどやら折り紙やらダンボールアートやらと、次から次へと作って行き、その辺の話は「アート作品」の時に詳しく話したいと思いますが、完全に自分本位というか自己満足というか、自分の中で楽しんでるだけの世界でしたが、あるきっかけから「作ったモノをあげたい」、正確には「欲しい(であろう)モノを作りたい」となりました。
俗にいう「プレゼント」ですが、オレの中の「プレゼント論」の話は長くなるので、また今度。
そんなこんなで、今まで培った「モノ作り」技術や知識で作るコトに。
そして、その展開から「絵本」になるワケですが…
何故「絵本」なのか?
いや、その前にオレの思う「モノ作り」の話をしておかないと。
オレの思う「モノ作り」ってジャンル的には2種類あって、一つは「芸術的」なモノ、もう一つは「実用的」なモノなのかなと。
もちろん両方を兼ね備えてる「芸術性のある実用的」なモノとかもあるし、割合的に「芸術寄り」だったり「実用的寄り」だったり、2種類と言いつつ完全に別という意味ではありません。
また、「芸術的」要素を踏まえると「モノ作り」だけど「絵画」も「モノ作り」に含まれると思ってます。
故にオレにっとっての「モノ作り」は「図工(図画工作)」です。
原点であり現在進行形です。
小学生の時の「図工」であり、中学の時の「美術」「技術(家庭科)」までも行かないぐらいのモノです。
人によっては、「実用的」な「DIY」だったり、もっと技術を使った「モノ作り」だったりが「モノ作り」なのかもしれません。
これは別物と言ってるワケではありませんのでお間違いないように。
で、要は「絵」というのも「モノ作り」であり、「絵」が基本となるモノも「モノ作り」に含まれるという話です。
そんな中、絵本のワンクッション前に、友達が「子どもが今ひらがなを覚えてる時で…」みたいな話をしていたので、そこから「ひらがなの形に似た絵で覚えるのはどう?」という発想になり、それを完成させプレゼントしました。
その時に対象が「子ども」になったのです。
で、「絵本」になるのですが…
じゃあ何故「絵本」なのか?(やっと戻った)
オレは結婚していません。
もちろん子どももいません。
そして結婚願望もほぼほぼありません。
もちろん子ども欲しい願望も特にありません。
結婚願望やら子ども欲しい願望の話は詳しく話すと長くなるので、とりあえずは願望がないだけで「絶対したくない」とまでではないし、そもそも相手(恋人)もいないのに結婚願望云々言うのもどうかと思ってます。
さて、それ故に「結婚したら…」やら「子どもが生まれたら…」みたいな妄想もほとんどしません。
ただ、「ほとんど」であって「全くしない」ではありません。
そんな中、「もし自分に子どもが生まれたら…」的な妄想の中で、オレの中で一つの夢があります。
それは、例えば「自分の息子とキャッチボールがしたい」とか「子どもが成人したら一緒にお酒が飲みたい」とかの親として夢みたいな感じで、オレの場合は「子どもに自作の紙芝居を披露したい」という夢です。
コレ(紙芝居)は「自作」であり、更に披露するのは「芝居」部分も踏まえての夢です。
そして、それを友達の子ども相手に置き換えると「絵本」になるワケです。
「紙芝居」だと「芝居」もセットになるので難しい。
オレがわざわざ紙芝居を作って見せに行くのか?
それはやり過ぎ。
じゃあ友達に渡して友達にやってもらうのか?
それは「芝居」の部分で友達の負担が大きい。
そこで手軽でわかりやすいのが「絵本」というワケです。
そんなこんなで「絵本」が始まりました。
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